長年にわたり第一線で活躍を続けてきたギタリスト、渡辺香津美さん。
近年はその活動があまり表に出ておらず、「現在はどうしているのか」と気になってる方も多いのではないでしょうか。
私自身、10代から長年にわたりその音楽に触れてきた一人として、今回の状況は決して他人事とは思えません。近況が気になり情報を整理しました。
ファンの方はご存知の方も多いと思いますが、渡辺香津美さんは2024年に軽井沢の別荘で脳幹出血で倒れました。
この記事では、公に出ている情報や関係者の発信をもとに、現在の状況について丁寧にまとめていきます。
渡辺香津美が倒れたのはいつ?これまでの経緯
渡辺香津美さんは2024年2月27日に軽井沢の自宅で翌日から始まるレコーディングの準備中に倒れました。
脳幹出血で意識はなく、医師からは非常に厳しい状態であるとの説明があったそうで、仮に救命できても重篤な後遺症は免れられないと説明されたそうです。
当時は詳しい情報がほとんど入ってこず、厳しい状況であることだけが伝わり、ただ祈りながら見守るしかない状態でした。SNS等では渡辺香津美さんの回復を願い、また演奏を聴きたいなどのメッセージで溢れました。
妻の谷川公子さんは、意識がない状態でも耳は聴こえていると聞き、渡辺香津美さんの曲を病室で流し続けたそうです。
私は状況が分からず、しばらく演奏は聴けないかもしれないが、一年もすれば復帰するだろうと安易に考えてました。
しかしその後の情報は何も入ってこなくなりました。
谷川公子さんによると、2ヶ月後に渡辺香津美さんは目を覚ましたそうです。
公子さんは、「70歳の赤ちゃんが目覚めました!」とnoteに記してます。
目は開きましたが、それ以外は指がかすかに動く程度だそうです。
公子さんのnoteの情報以外は、表立った情報が減少している状況です。
詳細については多く語られておらず、断片的な情報にとどまっています。
現在の状況は?体調や生活について
現在の状況については、報道や関係者の発信などを総合すると、体調面で大きな変化があったとみられています。
谷川公子さんのnoteでの発信によると車椅子での生活が続いているそうで、以前のような演奏活動は難しい状況にある可能性があります。
ただし、これらは限られた情報から読み取れる範囲であり、すべてが公式に明らかになっているわけではありません。
そのため現時点では、
👉 回復やリハビリに向き合う時間を過ごしている
と捉えるのが自然でしょう。
妻・谷川公子 の発信から見える近況
現在の様子を知るうえで貴重な手がかりとなるのが、妻でありピアニストの谷川公子さんの発信です。
noteでは、日々の出来事や看病の様子が丁寧に綴られており、その中から近況をうかがい知ることができます。
投稿内容からは、日常生活の中での小さな変化や、リハビリに向き合う姿勢が感じられ、厳しい状況の中でも前向きに過ごしている様子が伝わってきます。
あくまで個人の発信ではありますが、現在の状況を知るうえで非常に重要な情報源といえるでしょう。
若い頃から現在まで|音楽家としての歩み
改めて振り返ると、渡辺香津美さんは10代から第一線で活躍し続けてきた稀有な存在です。
渡辺香津美さんは、日本を代表するジャズギタリストとして、国内外で高い評価を受けてきました。
渡辺香津美さんの演奏は、単なるテクニックだけではなく、音の一つひとつに独特の緊張感があり、初めて聴いた時に強い印象を受けて記憶があります。
日本のジャズ界には、同じく世界的に評価されている渡辺貞夫のような存在もいますが、その中でも渡辺香津美さんは独自のスタイルを築いてきました。
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10代でのデビュー以降、世界的なミュージシャンとの共演や数々の名演を残し、その存在は日本のジャズ界にとどまらず広く知られています。
世界的に有名なYMOですが、そのワールドツアーには渡辺香津美も同行し、観客を驚かせました。
特に日本フュージョン界の傑作とされている。アルバム「トチカ」は大ヒットしその曲はTVのCMでも採用されました。
当時ギター少年だった私はその演奏の凄さに感動し、その後の人生で何度もコンサートに訪れることになりました。
フュージョン、ジャズ、ロックなどジャンルを越えた活動を展開し、日本のみならず海外でも高い評価を受けてきました。
ウェザーリポートとも共演し、故マイルスディヴィスには彼のバンドのオーディションに誘われたこともあったそうです。
その長いキャリアを知っているからこそ、現在の状況に対して特別な思いを抱くファンも多いのではないでしょうか。
渡辺香津美の凄さの本質とは
筆者は10代の頃から数十年に渡り渡辺香津美の音楽に魅了されてきました。何がそこまで人を惹きつけるのか考察したいと思います。
ギターのテクニック
そのギターを弾くテクニックは国内では他の追随を許しません。世界でも有名なミュージシャンに高く評価されてます。
ギターというと“速弾き“が注目されますが、ただ単に速く弾けるというレベルではありません。速く弾くという能力だけを見れば、アル・ディ・メオラの方が上かも知れません。私も10代からギターを弾いてますが、速いフレーズを紡ぎながらメロディアスに音楽を展開していく能力がずば抜けています。それは“楽想“とでも言ったらいいでしょうか、音楽的なイマジネーションが卓越してるのです。
昔、マイク・マイニエリが率いるバンドStepsのライブに参加したことがありますが、参加する予定ではなかった曲に急遽参加したことがあります。楽屋で楽譜だけ渡されて準備する十分な時間もなかったそうですが、疾走するようなドライブ感で見事なアドリブでアルバムの中で一番の聴きどころとなってます。
その演奏はStepsの“Smokin’ In The Pit”というライブアルバムの「Not Ethiopia」という曲で聴くことができます。
作曲する能力
渡辺香津美の音楽が愛された理由はギターが上手いというだけではなく、オリジナル曲の素晴らしさにもあります。特に前述のアルバム「トチカ」は全ての曲が素晴らしくロック的なドライブ感のある曲だけではなく繊細で美しい曲もある名盤でジャズ系のアルバムとしては異例の大ヒットとなりました。マーカスミラーやオマーハキム等後に有名になる優れたミュージシャンが参加していたことも成功の一因になったと思います。
ファンとして感じること
長年その音楽に触れてきた立場からすると、現在の状況は決して軽く受け止められるものではありません。
それでも、これまで残してきた数々の演奏や作品の価値は変わらず、今も多くの人に影響を与え続けています。
そして今は、再び音楽と向き合える日が来ることを、静かに願う時間なのだと感じています。
まとめ|渡辺香津美の現在は「静かに見守る時間」
渡辺香津美さんの現在については、限られた情報の中ではありますが、
- 体調に大きな変化があったこと
- 現在はリハビリや日常生活に向き合っているとみられること
- 妻・谷川公子さんの発信から日々の様子がうかがえること
などが分かっています。
多くを語らない状況だからこそ気になる部分もありますが、今は無理に結論を出すのではなく、静かに見守ることが大切なのかもしれません。
長年その音楽に触れてきた一人として、またあの音が聴ける日を心から待っています。
✳︎現在の病状や様子は妻・谷川公子さんのnoteの手記を参考にさせていただきました。



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