「日本代表って強いのに、なぜFIFAランキングはそこまで高くないの?」
サッカーを見ていると、一度はそんな疑問を持ったことがある人も多いのではないでしょうか。
実際、サッカー日本代表は近年、ドイツやスペインなどの強豪国を破る実力を見せています。それでも「世界トップ5」のような順位にはなかなか届きません。
一方で、「この国がそんなに上位なの?」と感じるケースもあります。
実はFIFAランキングは、単純な勝率ではなく、かなり独特なルールで計算されています。
そして、その仕組みを知ると“違和感の正体”も見えてきます。
今回は、FIFAランキングの決まり方と、「本当に強さ順なのか?」という疑問について分かりやすく解説します。
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FIFAランキングはどうやって決まる?
現在のFIFAランキングは、「Eloレーティング方式」と呼ばれる考え方に近いシステムで計算されています。
ざっくり言えば、
・強い相手に勝つと大きく上がる
・格下に勝っても少ししか上がらない
・格下に負けると大きく下がる
という仕組みです。
計算式は以下のようになります。
P_{new}=P_{before}+I\times(W-W_e)
数式を見ると難しそうですが、ポイントはシンプルです。
・どれくらい強い相手だったか
・どれくらい重要な試合だったか
この2つが特に大きく影響します。
重要なのは「相手の強さ」と「試合の価値」
FIFAランキングでは、試合ごとに重要度が違います。
・親善試合:影響は小さい
・W杯予選:中くらい
・大陸大会(アジア杯など):大きい
・W杯本大会:非常に大きい
つまり、同じ「1勝」でも価値が全く違うのです。
例えば、W杯本大会で強豪国に勝てば、一気に順位が上がります。
逆に、親善試合で格下に勝ってもほとんど変化はありません。
そのため、「最近勝ってるのに順位が変わらない」と感じることもよくあります。
なぜFIFAランキングに違和感が生まれるのか
ここからが、多くのサッカーファンがモヤモヤする部分です。
実はFIFAランキングには、“地域差”のようなものがあります。
日本はアジア予選の構造上、不利になりやすい
日本代表が順位を上げにくい最大の理由のひとつが、アジア予選です。
アジアでは、日本が格上になる試合が多くあります。
つまり、
・勝っても「当然」と見なされる
・もらえるポイントが少ない
・引き分けや敗戦のダメージは大きい
という状態になりやすいのです。
たとえば、世界トップクラスの国同士が戦う欧州予選では、勝つだけで高ポイントになりやすいですが、日本は“勝って当たり前”の試合が多くなってしまいます。
これが、「実力の割に順位が伸びにくい」と言われる理由です。
欧州や南米は強豪同士でポイントを稼ぎやすい
一方、欧州や南米は環境がかなり違います。
・欧州予選
・UEFAネーションズリーグ
・南米予選
などでは、強豪国同士が頻繁に対戦します。
つまり、勝てば高ポイントを得やすいのです。
たとえば、
・フランス vs オランダ
・アルゼンチン vs ブラジル
のような試合は、ランキング的にも非常に価値が高くなります。
この差は、長期的に見るとかなり大きいと言われています。
W杯だけ異常に強い国もある
FIFAランキングが“絶対的な強さ”を示していない理由は、W杯の結果を見るとよく分かります。
たとえば近年では、
・モロッコの快進撃
・クロアチアの安定した勝負強さ
・日本のドイツ・スペイン撃破
など、「ランキング以上の強さ」を見せる国が何度も現れています。
短期決戦では、
・戦術の相性
・守備の完成度
・メンタル
・勢い
なども大きく影響します。
つまり、FIFAランキングは“長期的な安定感”を示す指標ではあっても、「この国が必ず勝つ」という意味ではないのです。
FIFAランキングは本当に当てになるのか
では、FIFAランキングは意味がないのでしょうか。
結論から言えば、「参考にはなるが、絶対ではない」です。
実際、ランキング上位には長年強い国が並びます。
・アルゼンチン
・フランス
・ブラジル
・イングランド
などは、やはり総合力が高いチームです。
一方で、サッカーは数字だけでは測れません。
・世代交代
・主力の怪我
・監督交代
・相性
・大会特有のプレッシャー
などによって、実力差がひっくり返ることも珍しくありません。
だからこそ、W杯では毎回ドラマが生まれるのでしょう。
実は各国は“ランキング戦略”も考えている
さらに面白いのが、各国がランキングを意識して試合を組むケースもあることです。
たとえば、
・リスクの高い親善試合を避ける
・格下との試合を減らす
・ポイント効率を計算する
といった“ランキング戦略”が話題になることもあります。
つまりFIFAランキングは、単純な実力だけでなく、「どんな相手と、どんな試合をしたか」に大きく左右されるのです。
まとめ
FIFAランキングは、一見シンプルに見えて、実はかなり複雑な仕組みになっています。
特に重要なのは、
・相手の強さ
・試合の重要度
・地域ごとの対戦環境
です。
そのため、日本代表のように「順位以上に強く見える国」が存在するのも不思議ではありません。
FIFAランキングは、あくまで“ひとつの指標”。
ですが、その仕組みを知ると、サッカーを見る面白さも少し変わって見えてきます。
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