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竹中直人はなぜコメディアンから名俳優に?27歳の『徹子の部屋』初出演から大河『秀吉』まで

竹中直人はなぜコメディアンから名俳優に?27歳の『徹子の部屋』初出演から大河『秀吉』まで 話題・トレンド
AI生成イメージ

2026年9月7日放送の『徹子の部屋』に、俳優の竹中直人さんが出演します。

今年70歳を迎えた竹中さん。番組では27歳で初出演した際の貴重な映像をはじめ、30代、40代、50代と、その歩みを振り返ります。

今では個性派俳優、名バイプレーヤーとして知られる竹中さんですが、若い頃に注目されたきっかけは意外にも「モノマネ」や「お笑い」でした。

竹中直人って、もともと芸人だったの?

そう驚く人もいるかもしれません。

なぜコメディアンとして人気になった竹中直人さんが、本格的な俳優として活躍するようになり、ついにはNHK大河ドラマの主演まで務めることになったのでしょうか。

その異色の経歴をたどってみます。

竹中直人は27歳の『徹子の部屋』で何をしていた?

竹中直人さんは1956年3月20日生まれ。神奈川県横浜市出身で、多摩美術大学で学びました。

2026年に70歳を迎えましたが、実は『徹子の部屋』との付き合いも非常に長く、今回の放送では27歳だった頃の初出演映像が紹介されます。

現在の竹中さんしか知らない人が当時の映像を見ると、かなり印象が違うかもしれません。

27歳当時は「モノマネをする人」として人気に

竹中さんが注目を集める大きなきっかけとなったのが、テレビ朝日の『ザ・テレビ演芸』でした。

飛び出せ!笑いのニュースター」でグランドチャンピオンとなり、モノマネや独特の芸で人気者になります。

俳優・竹中直人ではなく、まず「面白いことをする竹中直人」として全国的に知られるようになったのです。

1983年、27歳のときには『徹子の部屋』に初出演。

今回の放送でその映像が紹介されるため、70歳の竹中さんと43年前の竹中さんを見比べられることになります。

「笑いながら怒る人」は竹中直人の代表的な芸だった

竹中直人さんの昔の芸として有名なのが「笑いながら怒る人」です。

普通なら同時に成立しそうにない「笑う」と「怒る」を一緒に表現するというもの。

この芸は竹中さんの代名詞のようになりました。

しかし、今振り返ると非常に興味深いものがあります。

笑顔なのに怒っている。

面白いのにどこか怖い。

竹中さんはこの頃から、表情や声、間の取り方によって複数の感情を同時に表現していました。

後の個性派俳優・竹中直人につながる片鱗は、すでにコメディアン時代から見えていたともいえそうです。

竹中直人はなぜコメディアンになった?

竹中直人さんの経歴を見ていると、「芸人として成功した後、俳優になりたくなった」と考えてしまいそうです。

ところが、実際には少し違います。

本当の原点は「映画」だった

竹中さんは多摩美術大学の美術学部グラフィックデザイン科に進学し、学生時代から8ミリ映画を制作するなど、映像表現に強い関心を持っていました。

つまり、テレビのお笑い番組で有名になる以前から映画の世界を志していたのです。

映画監督になりたい。

俳優として表現したい。

そんな思いを持ちながら、自分の個性を発揮できる場所の一つとしてモノマネやコメディーにも挑戦していったと考えると、後の活動にも一本の線が見えてきます。

人気コメディアンになっても苦悩があった

『ザ・テレビ演芸』などをきっかけにテレビ出演が増えた竹中さんですが、人気者になればすべてが順調だったわけではありません。

過去の『徹子の部屋』では、コメディアンとして知られるようになった当時について、毎日のように泣いていた時期があったことも振り返っています。

本当に自分がやりたいことは何なのか。

テレビで求められる「面白い竹中直人」と、自分が目指していた映画や表現の世界との間で葛藤もあったのでしょう。

結果的に竹中さんは一つのジャンルに自分を閉じ込めませんでした。

それが後の大きな飛躍につながります。

コメディアンだった竹中直人はどうやって俳優になった?

竹中直人さんを単純に「芸人から俳優へ転身した人」と考えると、その経歴を十分に説明できません。

コメディーを続けながら、映画やドラマ、舞台へと活動の場を広げ、さらに映画監督や音楽にも挑戦してきました。

お笑いで培った表現力が俳優としての武器に

竹中さんの演技には、一度見たら忘れにくい独特の存在感があります。

大げさなほど表情を動かすこともあれば、ほとんど動かずに不気味さを表現することもあります。

コミカルな人物から悪役、権力者、父親役まで演じられる振り幅の広さも特徴です。

ここにはコメディアン時代の経験も生きているのではないでしょうか。

モノマネでは、人の表情、声、動作などを細かく観察しなければなりません。

さらに笑いを生むには「間」も重要です。

そう考えると、お笑い時代は俳優になるまでの寄り道ではなく、竹中直人という俳優を作った重要な時期だったとも考えられます。

映画『無能の人』では監督にも挑戦

竹中さんの映画への思いを象徴する作品の一つが、1991年公開の『無能の人』です。

つげ義春さんの漫画を原作とする作品で、竹中さんは主演だけでなく監督も務めました。

しかも初監督作品です。

『無能の人』は海外でも評価され、ヴェネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞しました。

テレビではコメディアンとして人気を得ながら、その一方で映画監督として作品を作る。

竹中さんが最初から「芸人」「俳優」という一つの肩書だけに収まる人物ではなかったことがよく分かります。

竹中直人を「名俳優」にした大河ドラマ『秀吉』

竹中直人さんの俳優人生を語るうえで外せない作品が、1996年のNHK大河ドラマ『秀吉』です。

竹中さんは主人公・豊臣秀吉を演じました。

それまで竹中さんを「個性的な俳優」「元コメディアン」というイメージで見ていた人にとって、大河ドラマの主役への抜てきは驚きだったかもしれません。

しかし『秀吉』は大きな注目を集め、竹中直人という俳優の代表作の一つとなりました。

なぜ竹中直人の秀吉は強烈な印象を残した?

豊臣秀吉は、戦国武将の中でも非常に感情表現の幅が大きい人物として描かれることがあります。

陽気で人懐っこい一方、天下人となってからは権力者として別の顔も見せる。

その振り幅と竹中さんの演技は相性が良かったのでしょう。

コメディアン時代に培った表情の豊かさ。

人を笑わせる「間」。

映画やドラマで磨いてきた演技力。

それまでの経験が一つに重なったのが『秀吉』だったと見ることもできます。

竹中さんは「お笑いを捨てて名俳優になった」のではありません。

むしろ、お笑いで身につけたものまで俳優としての武器に変えたことが、ほかの俳優にはない個性につながったのではないでしょうか。

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貧農の息子として生まれ、織田信長の足軽から一国一城の主となり、ついには天下人にまで上りつめる。日本人に最も親しみ深い立身出世の物語・秀吉の生涯を、現代の視点から解釈しなおした。(C)NHK

竹中直人が70歳でも第一線で活躍できる理由

27歳で『徹子の部屋』に初出演してから43年。

竹中直人さんは2026年に70歳を迎えました。

それでも「昔活躍した俳優」という印象はほとんどありません。

現在も映画やドラマなどで存在感を発揮しています。

その理由の一つは、竹中さん自身が自分のジャンルを決めてこなかったことにありそうです。

コメディアン、俳優、映画監督、声優、歌手。

普通なら別々の人が担当しても不思議ではない分野を横断してきました。

そして2026年にはNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に松永久秀役で出演。

かつて『秀吉』で豊臣秀吉を演じた竹中さんが、30年後に再び戦国時代を描く大河ドラマに登場しているのも興味深いところです。

若い世代の俳優と共演しながら、今も強烈な存在感を放っています。

『徹子の部屋』では丹波哲郎・岸田今日子との思い出も

9月7日の『徹子の部屋』では、竹中直人さんの27歳、30代、40代、50代の出演映像を振り返ります。

さらに竹中さんにとって忘れられない先輩だった丹波哲郎さんや岸田今日子さんとの思い出も語られる予定です。

また、子どもの頃から憧れていた加山雄三さんと初めて会ったときのエピソードも紹介されます。

70歳の竹中さん自身が過去の映像を見ながら何を感じるのか。

単なる「懐かしの映像」ではなく、43年間にわたる一人の表現者の変化を見る放送になりそうです。

まとめ|「お笑い」も「演技」も竹中直人という表現者の一部だった

竹中直人さんは、若い頃にモノマネや「笑いながら怒る人」などで注目され、コメディアンとして広く知られるようになりました。

しかし、その原点には学生時代から抱いていた映画への憧れがありました。

その後、俳優として活動の幅を広げ、自ら映画監督も務め、1996年には大河ドラマ『秀吉』の主演へ。

こうして振り返ると、「コメディアンから俳優へ転身した」というより、竹中さんが持っていたさまざまな表現方法が、長い時間をかけて現在の俳優・竹中直人を作り上げたと考えた方が自然でしょう。

27歳で『徹子の部屋』に登場した若者が、43年後の70歳になって再び黒柳徹子さんと向き合う――。

9月7日の放送は、竹中直人さんの変わらない面白さと、長い年月の中で積み重ねてきた俳優としての歩みの両方を楽しめる回になりそうです。

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